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・着物の染め〜紅型/友禅/絞り
似合う着物の選び方〜体型別〜
似合う着物の選び方〜身長別〜
着物ワンポイントマナー
振袖の選び方
着物に似合う宝石
着物の種類
・帯の種類
帯の織り
・浴衣(ゆかた)について
・入学式
・成人式について
・十三詣りについて
・七五三詣りについて
きれいな着用方法とは?
・着物姿で写真にきれいに写るコツ〜立ち姿〜
・着物姿で写真にきれいに写るコツ〜座姿〜 
・日本の色〜紺色〜薄墨色〜藤色〜鶸色(ひわいろ)〜 桜色〜牡丹色〜山吹色〜茜色


■似合う着物の選び方〜体型別〜
【ふくよか編】
 ●あっさりとした、シンプルな柄選びでシックに

『着物』……衿合わせをゆったりとさせ、首を長く見せます。
      また、ラインをきれいに見せる為、帯位置は胸高にして。
『 帯 』……お太鼓系の変わり結びなどでヒップラインを隠すと、スッキリと見えます。

【お痩せ編】
 ●大胆なぼかし染めや絞りで、ボリュームを

『着物』……きっちりと衿合わせを行い、帯〆を花結びにして上半身を華やかに。
『 帯 』……コンパクトな結び方で、背中とバランスをとります。

■似合う着物の選び方〜身長別〜
【背の高い方編】
●色や柄のメリハリ効果を生かし、大胆に着こなせます。

『振袖』……大きな柄やはっきりした色づかいの着物で、ダイナミックに。衿元はゆつたりとさせ、帯幅は広めにしましょう。
『小紋』……よろけ縞や色づかいが個性的なものが、ラインに変化を与えます。
『 帯 』……全体のバランスの為、大きめの立矢結びがお勧め。

【背の低い方編】
●キュートな柄に!!帯づかいで勝負です。

『振袖』……小さな柄で体とのバランスを。衿はきちっと合わせて衣紋の抜きは控えめにしましょう。帯の幅を狭くして、アンダーバストのすぐ下で結ぶとスッキリします。
『小紋』……全体に小柄をちりばめた着物が似合います。
『 帯 』……縦横に立体的に結びます。左右をアンバランスに結ぶと腰の位置が高く見えます。
■ワンポイントマナー
■ワンポイントマナー2
【椅子に座る時は…】
●ポイント「浅く椅子に腰掛け、背筋をしっかり伸ばします」

1.左右の袖を体の前で重ねます。
2.腰を落としつつ、右手で膝の後ろを押さえてゆっくり座ります。


【車に乗る時は…】
●ポイント「お尻から入り、ゆっくりとした動作で」

1.袖を体の前で揃え、お尻から入り浅く座ります。
2.右手を前の席に添えて、両足を揃えてクルッと回転して前を向きます。
3.ドアの開け閉めは、できるだけ他の人にお願いしてください。
4.振袖の場合は、まず長い袖を持ってから動作を始めます。

【トイレに行きたい時は…】
●ポイント「クリップ又は、洗濯ばさみを忘れずに」

1.左右の袂の振りを合わせて揃え、帯上にクリップで留めます。
2.着物の裾を半分に折り返し、上前と下前の裾先を揃えて、袂を包むように1.のクリップで一緒に留めます。
3.長襦袢、裾よけも同様に留めていきます。
4.トイレを済ませたら、順番に裾よけ→長襦袢→着物とゆっくりと下し、袖を留めていたクリップを外します。
■《振袖選び》ワンポイントレッスン−1−
【まず、カタログをたくさん集めましょう。】

【一人で振袖を見に行ってみましょう。】
 売りつけられません。それでも強要するお店はあぶないお店です。

【特典は何がついているのかな?】
 その時だけの特典より、後々まで見守ってくれる専門店でGoodです。
 着物は『生きもの』シミヌキはすぐに処理・対応してくれるお店が安心です。
■《振袖選び》ワンポイントレッスン−2−
【当店では、新柄選びを9月から始め、10月に第1回目のパンフレットにより、ご案内をお届けしました。】
 その地区で最初に見たい選びたい人は、10月よりチェックが必要です。
1月から2月にかけて、各呉服店よりご案内が一斉に送られてきますから、よく見比べることです。当然、良い品・人気のある品から選ばれていきます。
 当店では、同柄・同色を同じ地区で2枚と販売はいたしておりません
 2月末になると新作新柄も出揃い、すべての商品が揃った第2ステージに入った頃になります。

【担当者が変わらないお店を選びましょう】
 電話だけの勧誘が流行ですが、パンフレットやお店を確かめて、担当者の変わらないお店を選びましょう。
■《振袖選び》ワンポイントレッスン−3−
【安ければどんな着物でもよいの?(B反・キズ物)】
 振袖を買われる人に、まさかキズ物を選ばれる人はいないかと思いますが……。キズ物だからB反だから安いと言って販売されているお店があります。生産者から考えるなら、なおるキズはなおします。少しぐらいのキズで安く値切られたりはしたくない。安い品の中には、古すぎて売れない品に上から色をかけてなおしたり、初めからB反として作っていたりもしている様です。
 もちろん当店はB反や、キズ物の仕入れは致しておりません、ご安心下さい。
■《振袖選び》ワンポイントレッスン−4−
【着物は目利き(めきき)のプロの店で】
 きものの専門店というのは自ら商品を作っているわけではありません。『目利き』つまり商品の良否をお値打ちに提供し、着たあとのシミヌキや管理などについても、丁寧に指導できるのが専門店だと考えています。高価な品を売りっぱなしにはできません。
 当店は買取仕入れで販売を行っています。なぜなら、責任ある値段での提供をしているからです。
 定休日(木曜日・第2水曜日)以外なら、いつでもご来店ください。地区最多のブランド品を取り揃えて
お待ちしております。
■着物に似合う宝石
【象牙】
奈良時代に日本に伝わったと言われています。千利休の茶道具としても使用されたようです。根付、印籠(いんろう)、櫛(くし)、簪(かんざし)など一般に愛されていました。また象牙彫刻は多くの名工により世界的に高い評価を受けています。現在では象牙自体が大変希少価値のあるものになってしまいました。
【べっ甲】
昔は玳瑁(たいまい:海亀の一種)と呼ばれていましたが、元禄以降から「べっ甲」となり『簪(かんざし)』などの装飾品として一般的になってきました。たいへん高価な品のため一部の特権階級や豪商などの装飾品として、庶民には手の届かない高嶺の花でした。
【翡翠(ひすい)】
昔、宝石=翡翠でした。緑・青・ラベンダー色に発色しますが、高価な宝飾品となり澄んだ色のものは稀です。古代では翡翠は神秘の力を持つとされ、祭事の石や権威の石として扱われていました。また古事記には、大国主命が奴奈川(ぬながわ)姫に求婚した時の贈り物も「翡翠」と書かれています。神話の世界から大切に受け継がれてきた宝石です。
【珊瑚】
手のひらの大きさになるまでに約800年もかかるといわれる神秘の宝石です。上質な血赤珊瑚は、安産・結婚・豊かな人生のお守りや魔除けとしても珍重されています。
【真珠】
最も歴史が古く「魏志倭人伝」の中に【白珠】として登場します。真円の養殖真珠は、約100年ほど前に「御木本幸吉翁」により完成しました。世界中の女性に愛されている真珠ですが、その光輝く微妙なニュアンスは日本人の肌に最も似合うのではないでしょうか
【貴石】
ダイヤモンド、ルビー、サファィア、エメラルド、オパールなど様々な輝きを放つ宝石です。誕生石を身につけると幸運がやってくるといわれています。また、着物の色や帯の色に合わせて色あわせをおこなったり、石にまつわる言葉(宝石言葉)をモチーフに選ぶこともできます。
■着物の種類
着物にはいろいろな種類がありますが、TPOに合わせて着物や帯をコーディネートすることにより、どんな場所にも着ていけます。

【訪問着】−袋帯−
色柄や種類が多く、フォーマルからカジュアルまで、汎用性が一番高い。
『披露宴・パーティー・お茶会・歌舞伎・コンサート等』

【色無地】−袋帯・名古屋帯・半幅帯−
人生の節目に着る色無地。白無垢、黒紋付、式服等。
五つ紋…格の高い式服。三つ紋…訪問着(紋なし)より格高に。一つ紋…入卒式・七五三
『披露宴・お茶会・歌舞伎の襲名披露・入卒式・七五三・同窓会等』

【小紋】−おしゃれ袋帯・名古屋帯−
自由にのびのびと、気軽に楽しめる着物です。
『コンサート・パーティー・野点・披露宴の二次会等』

【紬】−おしゃれ袋帯・名古屋帯−
普段着の着物で軽くて暖かく、根強い人気があります。
『同窓会・食事会・お稽古等』  
■着物の染め
【紅型】
紅型は型紙を使って染めていく「型染め」の一つで、琉球王朝時代の沖縄で誕生した技法です。南国ならではの色づかいと模様の配列に特徴があり、その独特な染め模様は多くの人を魅了しています。
沖縄で作られている「本紅型」は大変高価な為、一般によく見られるのは他の地域で作成された紅型になります。
【友禅】
元禄時代に京都在住の扇絵師「宮崎友禅斎」によって生み出されたと言われています。
友禅=京友禅のことで、防染用の糊を置き、細やかな模様を鮮やかに描く手法は「手描き友禅」「本友禅」と呼ばれ、型を使って絵柄を染めるものは「型友禅」と呼ばれ区別されています。
また金沢の友禅は「加賀友禅」と呼ばれており、京友禅と違い金彩や刺繍がいっさいほどこされていないのが特徴です。
【絞り】
布の一部をつまんで糸でしばって染めるのが絞りぞめです。染色が終わったらしばった糸をほどくとくくっていた部分が白く残り模様が描かれます。奈良時代からこの絞り染めのルーツが見られます。絞り染めの種類は多数ありますが、振袖に多く使われるのは「匹田絞り」で別名「鹿の子絞り」とも言われています。

■帯の種類
帯の語源は『佩ぶ(オブ)〜身につける〜』から来たという説があるそうです。
もともと帯は安土桃山時代までは紐でした。昔はきものも小袖だったので結ぶ機能のみが必要とされていたようです。結び目も前後左右自由に結んでいたのが、次第に後ろ結びが主流になり、帯も幅広に変わっていったようです。

【丸帯】
最も格が高く豪華な帯で、現在では花嫁衣裳の振袖に用いられています。
横幅一尺八寸(約70cm)、長さは一丈八寸(約4m)で、二つに折って端を縫い合わせて使用します。裏表に同じく文様があり、帯全体に模様があるため、重く高価になります。

【袋帯】
表地と裏地を別に織り、あとから両端を縫い合わせたものです。最初から袋状になってるものは「本袋帯」とも呼ばれています。
横幅八寸二分(約30cm)長さは一丈八寸(約4m)で、繻子(シュス)・綸子(リンス)・唐織・刺繍と種類も豊富です。
結び方は、二重太鼓に結ぶのが一般的ですが、振袖などには変わり結びにするなどいろいろな帯結びが楽しめます。

【名古屋帯】
大正時代に名古屋の女学校の先生が「もっと簡単に着物を着られるように」と帯の胴部分をあらかじめ縫い合わせておくことを考案したのが始まりといわれています。
名古屋帯は九寸帯と呼ばれますが、これは仕立てる前の幅で、仕立て上げるとほぼ八寸の幅になります。【袋名古屋】は縫い代をとらず両端をかがって仕立て、通常帯芯は入れません。
結び方は単太鼓(ヒトエタイコ)で締めるのが一般的です。

【半幅帯】
半幅帯(四寸)や六寸の帯は一番歴史の長い帯で、軽く結びやすく安価な為、ゆかたやカジュアルな着物に用いられています。
■帯の織り-1-
個性的な魅力を演出する帯。その『織』の代表的な種類をご紹介します。

【経錦(たてにしき)】
〜数色の経糸の浮き沈みが『微妙な色調と柔らかな織り』の美しい文様を生み出す〜

 通常「帯」は、緯糸(ぬきいと/横糸)で文様を作りだしていきます。しかし経錦は、3色以上の経糸を組み合わせ、その経糸で文様を表す方法です。古代中国で発祥した織り方ですが、その技法は難しく大変複雑な織り方の為、長い間『幻の織り』とされてきました。

【綴織(つづれおり)】
〜経糸が見えず、なめらかな風合いで『多彩な唯一無二の絵模様』を描く〜

 機にかけられた経糸の下に下絵を置き、図案に沿って絵を描くように緯糸を折り返しながら織っていきます。このため文様の境目には「把釣孔(はつりこう)」という僅かな隙間ができることが特徴です。

【螺鈿(らでん)】
〜美しい『貝殻』の神秘的な輝きで光を織る〜

 厳選された孔雀貝、白蝶貝、夜光貝などの貝殻の発色の良い部分だけ取り、ミリ以下に薄く研ぎだした貝片で「加工箔」に仕上げ、それを西陣の「引箔」の技術で糸状に裁断し、緯糸として丹念に織り込んでいきます。硬い貝殻が、七色に輝く柔らかい布へと変貌する優美な織りです。
■帯の織り-2-
【組帯(くみおび)】
〜『極上の締めごごち・軽くシワにもならない』衣装の歴史の原点『組』〜

経糸だけで構成され、糸を玉に結び付けて、複雑な規則で右・左とくぐらせることによって生まれる組。その歴史は古く「笹波組」「高麗組」「平家納経組」「唐組」などが伝わっています。職人の手先と糸が一体となることで、締め心地がよく緩まない、軽くしなやかな組が生まれます。

【唐織(からおり)】
〜能楽の衣装として生まれた『絢爛豪華な幽玄の美』〜

緯糸を綾に織り込む間に、絵緯糸(えぬきいと)を浮かして織り込んでいく「浮織」で、一見刺繍のように見えるのが特徴です。この唐織は日本独自の織物で「唐」は高級品を指す言葉です。薄手でなおかつしっかりとした地風の華麗な織物で、昔は有力武家のみ所有していたものです。

【佐賀錦(さがにしき)】
〜和紙と絹の美しいハーモニーで『豪華絢爛な優雅さと温かみ』を〜

佐賀鍋島藩の手芸として発案された織りです。天井の模様からヒントを得たとされる為、網代、紗綾型(さやがた)、菱形等の幾何学模様が多いのが特徴です。金銀や漆を貼り付けた「和紙」を経糸に、絹の撚糸を緯糸として丹念に織り上げられます。
■帯の織り-3-
【染帯(そめおび)】
〜さまざまな素材に『自由自在に描くキャンパス』〜

「塩瀬」「縮緬」「紬」「麻」などの生地の素材に、「手描き」「友禅」「型友禅」「紅型」「木版」「夾纈」などの染めの技法を凝らした帯です。帯の多くは色糸の組み合わせによる織りなのに対して、染めはより微妙で繊細な世界を描き出すことが可能な特徴があります。

【名物裂(めいぶつぎれ)】
〜珍重されることで、洗練されていった『茶人が愛した裂』〜

茶人が愛し、珍重した「金襴(きんらん)」「緞子(どんす)」「間道(かんどう)」「風通(ふうつう)」「錦(にしき)」などの裂を名物裂と呼び、その文様を帯に写したのが名物裂の帯です。中でも金箔糸を織り込んだ豪奢な「金襴」、落ち着いた色・風合いの「緞子」は非常に尊ばれています。茶人のみならず、きもの通に大変好まれている裂です。

【刺繍(ししゅう)】
〜一針に込められた芸術『立体感のある艶やかさ』〜

極細の絹糸を数本ずつ合わせ、その本数や撚り方によって光沢の度合いを変化させ、限りない表現を可能にした刺繍。「相良(さがら)刺繍」「平刺繍」「蘇州刺繍」などが有名です。一味違う独特の色合いと光沢を持った、立体感のある質感で、豪華な印象を与えます。


【すくい織(すくいおり)】
〜唯一無二『ざっくりとした風合い』のおしゃれ帯〜

綴織と同じ技法ですが、経糸に紬糸や紙糸、ぜんまい糸などの太さ質感の違う素材を不規則に織り込むため、同じ帯が存在しない独自風合いの個性的な帯になります。紬や小紋などに良く合う帯で、様々な柄があるためたくさんの中から、自分好みの帯を選ぶ楽しみが味わえます。
■浴衣について
浴衣は、基本的には素肌に着るものですが、現実では、ほとんどの人が下着をつけられます。上下続いた(肌着、すそよけ)浴衣用のスリップを着られると楽に動けます。
帯は、反巾帯(巾が半寸巾のもの)で、単衣、袷、又おしゃれな品では紗で作られた品があります。生地はポリエステル、綿、麻、絹等の品があります。ほどけづらいのは、やはり絹が一番いい様です。着物を着たあとで、一番辛いのは、下駄を履いて足の指がすりむけたりすること。下駄は一度履いておくと、楽に履けるようになります。又、念のためバンドエイドは2〜3枚持っているといいですね。
さあ、これからが夏。花火、夏祭りなど・・・浴衣を着てこの夏を楽しんでください。
■入学式
一般的にはどの家庭においても、それぞれの節々に家族を始め親類、近所、友人同志で祝いをする習慣が続いている。衣服を改め、すがすがしい気持ちで入卒式に参列するのが常である。やはり衣服、帽子、鞄が新しくなる事により、心が引き締まる思いがするものである。
さて、入卒式に参加する母親も、当然のことながら礼服に身を包み、子供のはれ姿を見ることを無上の喜びとしている。衣服で身を縛ることが、心を縛ることになる。縛られることがより一層の喜びを呼び込んでくる。着物を着ることがいつもと違った気持ちにさせ、しぐさや立ち居振る舞いまで変わり、言葉つきまで変えてしまう。
ハレの場とは、神との対面の場でもある。入学できたのも、卒業が叶ったのも”お陰さま”なのである。”お陰さまとは、神仏のたすけ、おめぐみがあったの意である。
だから、まず氏神様にご報告と感謝の礼を述べることが常であった。神との対面は、ハレ着でなければご利益ないし、自分の心が通じないと考えたのである。それぐらい衣服には呪的要素が強かった。

しきたりの文化論 −衣き心− 著者 北原 秀猛  より抜粋
■成人式について
古来から最も重要視されてきた通過儀礼に成人式がある。この儀礼を通過することによって、公私共に一人前として認められた。一人前と認められる条件は二つあり、一つが年齢によるものと、もう一つは労働による基準である。例えば、一定の面積の田圃を耕せる事であったり、女性であれば裁縫ができるとか、煮炊き炊事ができることなどが条件であった。一人前と認められると、労働にも神事にも地域の一人として参加することができる。
一般的には女性は十三歳になると「娘組」へ加入した。花嫁修業・家内作業・農事手伝い、男女交際などを中心に教育を受けた。役割分担による責任と義務と共に、その質が伴うように、親や先輩たちから、教育を受けていたのであった。それにふさわしい「しつけ」を完全に施したのである。
それにつけても、形はともかく魂のはいっていない成人式をもつ人が余りにも多い。酒、たばこは年齢から自動的に許されるが、能力的条件が全く加味されない。ただ振袖を着せてやればよいというものではない。親が客観的に子供を眺める日といってもよい。
「一人前の人間として自分に責任をもち、堂々と生きていきなさい。それができるように、この二十年間手塩にかけて、貴方に対して躾をしてきたのですよ。」このような、親としての自信を子供にはなしてやる日なのだ。

「しきたりの文化論−衣は心−」 著者 北原 秀猛 より抜粋させていただきました。
■十三詣りについて
生まれた年の干支が初めて巡ってくる年(数え年の13才)になった男女が、知恵と福徳と健康を授けて頂く為に、虚空蔵著薩にお詣りする行事です 。
特に、13才は初めて巡ってくる厄年で、厄除けのお詣りであると共に、肉体的にも生理的、精神的にも、子供から大人への転換期なので、親子でお詣りをして、心のけじめをつけようと云うのが、この行事の初まりでしょう。女の子の着物では、「本身はじめ」といって「四ツ身」から初めて本裁の着物を腰ひもを使って着付け一人前の女性となるのです 。
200年前にこの行事を行った京都の法輪寺では、陰暦の3月13日(現在の4月13日)にお詣りをします。現在は日頃お世話になっている神社仏閣へ足を運ぶ方が多いようです。
お詣りは、「知」「美」など祈願する事柄を本人の自筆で一文字書いたものをお供えし、帰り道では、せっかく頂いた知恵をなくさないように、渡月橋を渡りきるまで後ろを振り返らないと云う習わしがある。
東海地域の行事開催地
日泰寺(名古屋市) 052-751-2121   世尊寺 (岡崎市) 0564-22-1805
亀翁寺 (稲沢市) 0587-32-6334   大洞院 (恵那市)  
<参考>京都和裁産業振興財団  京都織商 京都きもの振興会
■七五三に詣りについて
今日のように七五三が、11月15日に定まったのは、この日が陰陽道の説く最良の吉日のひとつにあたり、多くの大甞会(だいじょうえ)の行われる日であったことや、将軍綱吉の子(徳松君)の祝儀が行われたことなどからだと言われています。
三歳の祝いは、(男児)『髪置き』といいそれまで剃っていた頭に頂髪を置く儀式。五歳は『袴着』と言い、子供が初めて袴をはく儀式。七歳は『帯解き』『帯直し』などと言い、初めて帯を結ぶ女児のお祝いです。お祝いをいただいた方々には、お参りの帰りにお礼の挨拶をし、千歳飴や赤飯を届けるのが習わしのようです。
■七五三について 〜装い〜
三歳・・・男女とも、お宮参りの時の祝い着。
五歳・・・男の子。熨斗目(のしめ)模様の紋付の羽織、仙台平の袴。
七歳・・・女の子。四つ身の本裁ちにした総柄の友禅に結び帯。

父親・・・和装の場合は、無地の紬地で羽織は紬の縫い紋
     洋装の場合は、ダークスーツなど
母親・・・和装の場合は、色留袖、訪問着、付下げ、色無地に格調の高い袋帯
     洋装の場合は、スーツやワンピースなど

※五歳、七歳は子どもの体格差が大きい為、衣装選びは親子一緒の方が良いでしょう。
■きれいな着用方法とは?
着物は、1枚の布を直線で断って縫った品です。洋服のように曲線で縫ってはありません。このため、洋服は着用すれば、それなりに体にまとわりついてキレイに着られますが、着物はそんな訳にはいきません。たしかに、ひもや小物を使用することで、少しの間だけならキレイに着られます。でも、長時間着物を着ていると、どんな人でもある程度は崩れてきます。
それをキレイに着用するなら、多少の着崩れを恐れずに着慣れることです。たとえ毎日着物を着ている人でも、必ず着崩れはあります。たださりげなく自分で直しているのです。着付ける時も、あまりキッチリ縛り付けると、かえって着崩れてくるので、余裕を持たせると美しく着こなせたり楽に着られます。
また、着物の着付けを習う時、着付けてもらう時に、着崩れの直し方を聞いておくのも、良いと思います。そして、気軽に楽に何度も着用する事で、何度も着慣れてください。着慣れることで、着物と人とがしっくりと合い着物姿が美しく映るようになります。きもので、日本を楽しんでください。たまには、そんな気分もいいですよ。
■着物姿で写真にきれいに写るコツ
お正月・成人式・結婚式・お茶会・・・着物をきて写真をとる機会は案外多いものです。また夏は浴衣姿で撮られることも。ちょっとしたポイントさえ押さえて、綺麗な着物姿を残しましょう。

〜立ち姿〜
【基本】
1.体の向きを斜めにします。
2.足位置を決めます。
 1.両足を揃えて立ち、踵だけを握りこぶし1個分開きます。(自然な内股になります)
 2.カメラに遠い方の足を、土踏ますの部分まで下げます
 3.カメラに近い方の足(前に出ている足)に、軽く体重をかけます
3.首・顔のみカメラに向けます。(体は斜めのままに・・・)
4.両手を帯の下で軽く合わせます。

【応用】モデルみたいに写りたい!!
1.体の向きを真横にします。
2.足位置を決めます。(基本と反対に!!)
 1.1.両足を揃えて立ち、踵だけを握りこぶし1個分開きます。(自然な内股になります)
 2.カメラに近いの足を、土踏ますの部分まで下げます
 3.カメラに遠い方の足(前に出ている足)に、軽く体重をかけます
3.首・顔のみカメラに向けます。(首から上が軽く反る感じで・・・)
4.手でポーズを決めます。
 1.カメラから遠い方の手は、体の横に添えます。
 2.カメラ側の手で表情をつけます
  ●帯の横ぐらいで肘を軽くまげる。(指先まで気を抜かないで!!)
  ●軽く頬に手を添える。

〜座姿〜
【基本】
1.いすには浅く腰掛ける。
2.体の向きはやや斜めに・・・でも目はまっすぐ前を見て!!。
3.お腹をひっこめ胸をはります。
4.体を少〜しだけ前に傾けるような感じで

【応用】ずつと座っていると足が辛い!
そんな時は足(膝から下)を前後に時々動かしてみてください。ずっと楽になります。
足を組む・内股はNGポーズです。

■日本の色
紺色(こんいろ)

藍(植物)を深く染めた色です。緑色かがった色は「鉄紺」、紫がかった色は「紫紺」「茄子紺」と呼ばれ「紺色」と区別されます。
薄墨色(うすずみいろ)

墨を薄めたような灰色(グレイ)のことです。
鮮やかな赤は緋色となります。)
山吹色(やまぶきいろ)

日本では、春は梅に始まり山吹に終わる・・・と言われていたそうです。昔から黄色を表す代表色として用いられていました。
茜色(あかねいろ)

茜染めにはアカネの草の根が使われており、濃い赤色をさしています。(鮮やかな赤は緋色となります。)
藤色(ふじいろ)

藤の花の色です。上品な色合いで平安朝では至上の色とされていました。近代になり再び脚光を浴びています。
鶸色(ひわいろ)

緑がかった黄色のことです。『枕の草紙』にもこの羽色の小鳥がでてきます。
桜色(さくらいろ)

桜の花のような薄いピンク色は、昔からとても愛された色です。女性のみならず、若い貴公子が狩衣として用いることもよくありました。
牡丹色(ぼたんいろ)

ぼたんの花の花びら同士が重なった赤紫色の部分の色のことです。
正直屋本店:名古屋市昭和区鶴舞3丁目17-11 TEL:052-741-0529 FAX:052-733-2525